2013/02/10

2012/12/15 DevLOVE2012

2012/12/15 DevLOVE2012 
「世界を変えるのは他の誰かではない、世界を変えるのは、自分自身だ。」
に参加しましたので、その内容を覚え書きしておきます。

中村洋 @yohhatu 
「周りを巻き込みながら歩んできた関西人スクラムマスターの自分戦略」
http://www.slideshare.net/YohNakamura/devlove2012yohhatu
「ええと思ったらやっていこう」
やらない理由、やりたくない理由、やるべきでない理由はいくらでも挙げられるし、まっとうに聞こえるものも多い。
でも絶対にやったほうがいいと思っていて、責任を持つ覚悟があるなら、出来る限りやる方向を推し進めるべき。
さもないと、何があってもチャレンジしない保身的で無難なエンジニアにしかなれない。


並河祐貴 @namikawa 

「Chefを利用した運用省力化とDevOpsの取り組みについて」
http://www.slideshare.net/namikawa/devlove-conference-2012-chef
「何十台もサーバを用意する作業、手作業で続けてたら絶対にミスが出ますよ」
Chefを用いた自動化実績例の紹介。
各ツールごとのCookbook(インストール+セットアップコマンド)を用意し、Roleとしてサーバの用途ごとにグルーピングし、
サーバへのセットアップを行う。
ChefClientのセットアップはOSインストール時のセットアップに組み込んでおく。
これによってサーバ名やIPアドレスなど、最小限の設定を記述するだけで用途ごとのサーバをすぐに用意できる。
イベントが多く、臨時でサーバを用意することの多いWebサービスのプロジェクトで有用。


鈴木雄介 @yusuke_arclamp 

「どうしたら良いシステムが作れるのか ~あなたが進むべき道を決めるためのアーキテクチャとマネジメントの話~」
http://www.slideshare.net/yusuke/devlove2012-15649580
「アーキテクチャとマネジメントの関係」
アーキテクチャとは、システムのミッションに従い、システムのおかれた制約を前提としながら、複数のステークホルダーの関心事を整合させ、
ライフサイクルまで意識した、システムの分け方と組み合わせ方のこと。
スコープ管理(WBS)と時間管理(スケジュール)は別もの。プロジェクトのWBSはアーキテクトが作るべき。
アーキテクトが構造を考えてシステムを分割し、PM(プロジェクトマネージャ)はそのWBS内の単位をスケジュール立てるのが仕事。
リーダーにはアーキテクトの素養が求められ、マネージャーと協力して進めるべき。
システムの規模や構造が大体決まっているプロジェクトの場合は形(ベストプラクティス)に合わせるのが安定だし、単純化できる。
スタートアップ的なシステムはあまり変化しない部分を決定し、変化しうる部分は変化を許容できるように設計すべき。

これからは企業内におけるIT予算のうち、既存保守は下がり続け、スタートアップとソーシャルが増えると予想。
しっかりとした用件なんてどこにも無いような案件が増える。いかにソフトウェアを作るかという手法だけでは足りず、デザイン論も重要。

良いシステムを作るにはいずれかの分野だけでは難しい。全てが関連し合う。学び続けることで前に進むことができる。


高井直人 @takai 

「【徹底比較】SIerとWeb系はココが違う! キャリアチェンジしたエンジニアが見た両者の現場から」
SI→お客さんのシステムへの要求が絶対。ウォーターフォールはフェーズごとに要求を満たしているかテストして完成を目指す。
Web→明確な要求、用件はない。ユーザの行動について仮説を立てる。→すぐ実装、リリースする。→仮説の実装を入れる前と後でユーザの行動を比較し、効果を見る。
ユーザについて学び、これを何度も繰り返すことで改善を進める。
Web屋は自社(例えば料理サイト)に関するコアコンピタンス(ユーザに料理を楽しんでもらうための要素)に力を入れていきたい。
それ以外はアウトソースしたい。この辺りがSIと違う。